しぶんぎ座流星群は、うしかい座と りゅう座の境界付近にある放射点を中心に、四方八方に流れ星が出現します。放射点付近だけでなく、さまざまな方向に現れるため、放射点から離れた空でも見られます。
観察に適しているのは、放射点が上がってくる未明~明け方で、流れ星が目立って見え始めるのは、午前2時頃からです。放射点は北東の空の北斗七星の近くにあり、午前3時ごろは北東の方角にあります。
また、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。
今回、しぶんぎ座流星群について紹介します!!
- 最適な時間帯
- 観測スポット
- 防寒対策
- 安全確保
しぶんぎ座流星群2025年の観測時期いつがピーク?
しぶんぎ座流星群は、毎年のお正月時期に見られる流れ星の集まりです。2025年の活動期間は、12月28日から1月12日までと予想されています。
8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群とともに三大流星群と呼ばれています。
特に、1月4日0時頃(3日深夜)に流星群自体の活動が最も活発になります。
しかし、この時間帯は放射点が低く(または昇っていない)ため、流星の数は少ないかもしれません。 そのため、4日未明から明け方にかけてが観測のベストタイムです。 この時間帯には、空の暗い場所で1時間あたり約30個の流星が見られると予想されています。
しぶんぎ座流星群2025年のおすすめ観測スポット5選
しぶんぎ座流星群は日本全国で観測できます。特に日本国内でしぶんぎ座流星群の観測に適したスポットを5つ厳選し、それぞれの特徴を紹介します。
以下の観測スポットは、人工の明かりが少なく視界が開けているため、しぶんぎ座流星群や他の流星群など天体観測に適しています。
注意点:以下の5選に限らず、冬の山道は凍結や積雪のため安全を確認しておでかけください。
ヤビツ峠(菜の花台展望台)神奈川県
秦野市, 日本神奈川県の丹沢山地に位置し、都心からのアクセスも良好。 標高が高く、視界を遮るものが少ないため、天体観測に適しています。
アクセス | 東名高速道路「秦野中井インターチェンジ」より『車』で30分 |
その他 | トイレあり 駐車場:無料、10台前後 |
白樺高原夕陽の丘公園 長野県
北佐久郡, 日本長野県の白樺高原地帯にある公園で、360度のパノラマビューが魅力です。夜は満天の星空を楽しむことができますが車でないと行くのは難しいですね。
天体観測以外でも絶景スポットとして人気がある場所ですが、雪道には十分気を付を付けて運転してください。
アクセス | 佐久ICから54分 / 諏訪ICから36分 |
奥日光三本松園地・瀬戸ヶ原 栃木県
日光市, 日本日光国立公園内に位置する広大な湿原地帯。人工の照明が少なく、星空観察に最適なスポットとして知られています。
近辺には複数の展望台があります。防寒対策をしっかりして、観測を楽しんでください。
アクセス | 東北自動車道宇都宮I.C.より日光宇都宮有料道路 経由 清滝I.C.より 約40分 |
四国カスト天狗高原 高知県
高岡郡, 日本四国の中心部に位置する高原地帯で、視界を遮るものが一切ありません360度の大パノラマが広がります。天体観測の名所として有名です。
アクセス | 須崎東IC 車 80分 幹線林道:日陰は、凍結してる箇所あり注意 197号線から2車線の広い道です。天狗高原に来る一番広い道です。 |
その他 | 県道48号線:通行止め 県道304号線:時間帯通行止め 県道383号線:冬季閉鎖【通行止め】12月2日~3月 県道303号線~猪伏林道:冬季閉鎖【通行止め】12月2日~3月 |
空の公園 大分県
佐伯市, 日本大分県の東南部、太平洋を望む高台にある公園。夜は星空、昼は海の景色を望む絶景スポットです。
アクセス | 東九州自動車道 佐伯ICから車で約35分 |
しぶんぎ座流星群2025年の観測のコツ!
しぶんぎ座流星群は、毎年1月初めに見られる三大流星群の一つです。
2025年の活動期間は12月28日から1月12日までで、最も多くの流星群が見られるのは1月4日午前5時頃と予想されています。
観測のコツ
- 観測に適した時間帯を選ぶ
放射点が高くなる未明から観測に最適です。 特に1月4日の午前5時頃がピークとされています。 - 観測場所の選択
街の明かりが少なく、視界が開けた場所を選びましょう。山やキャンプ場などに適しています。 - 防寒対策しっかりと
冬の夜はとても寒いので、暖かい服装やブランケットを用意して、体を冷やさないようにしましょう。 - 暗覚醒に目を慣らす
観測を始める前に、15分ほど暗い状態に目を慣らすと、流星が見つけやすくなります。 - リラックスして広いリラックス範囲を見る
空全体を見渡すように、観察してみましょう。流星は予測できない方向から現れます。
しぶんぎ座流星群2025年の観測時の注意点と寒さ対策
対策をしっかりと行うことで、寒い冬の夜でも安全かつ快適にしぶんぎ座流星群を観測することができます。 家族や友人と一緒に、冬の夜空に輝く流星を楽しんでみてはいかがでしょうか。
観測時の注意点と寒さ対策
- 防寒対策を万全にする
冬の夜はとても冷え込みます。 暖かいコート、手袋、帽子、マフラー、そして厚手のものを着用し、体温を選びましょう。観測でも快適に過ごせます。 - 安全な場所を選ぶ
観測場所は、周囲が狭く、視界が開けた安全な場所を選びましょう。 足元が不安定な場所や交通量の多い場所は避け、できれば家族や友人と一緒に観測することをお勧めします。 - 観測前に目を慣らす
暗い場所に移動したら、流れ星が見えるわけではありません。15分ほど暗い場所に目を慣らすようにしましょう。 - リクライニングチェアや寝袋の活用
長時間空を見るために、リラックスチェアや寝袋を使うと、首や腰への負担を軽減できます。これにより、快適な姿勢で観察を楽しむことができます。 - 温かい飲み物の準備
保温ボトルに温かい飲み物を用意しておくと、体を内側から温めることができ、寒さを優先して助けになります。
まとめ
しぶんぎ座流星群は、毎年1月初めに見られる三大流星群の一つで、2025年も観測が期待されています。活動期間は12月28日から1月12日までで、特に1月4日0時頃(3日深夜)に極大を迎えると予想されています。
観測のポイント
- 最適な時間帯
極大の時間帯は放射点が低いため、4日未明から明け方にかけてが観測のベストタイムです。この時間帯には、空の暗い場所で1時間あたり約30個の流星が見られると予想されています。 - 観測スポット
街の明かりが少なく、視界が開けたを選びましょう。例えば、神奈川県のヤビツ峠(菜の花台展望台)や長野県の白樺高原夕陽の丘公園などが挙げられます。 - 防寒対策:
冬の夜はとても寒いため、暖かい服装やブランケットを用意し、体を冷やさないようにしましょう。 - 安全確保:
観測場所は、周囲が暗く、視界が開けた安全な場所を選びましょう。 足元が不安定な場所や交通量の多い場所は避け、できれば家族や友人と一緒に観測することをおすすめします。
このようなポイントを抑えることで、2025年のしぶんぎ座流星群を安全かつ快適に観測することができます。新年最初の天体ショーを、ぜひ楽しんでみてください。